理事長前田和也
2008年大阪医科薬科大学卒業、同大学病院や市立ひらかた病院などで研鑽を積む。より地域に根差した医療を提供したいとの思いから、出身大学の先輩医師より医院を引き継ぎ、2022年9月に現職に。妊娠中から産後までをフォローする産婦人科、多様な症状に対応する婦人科を標榜。日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医、医学博士。
お産の形が多様化する中
陣痛の痛みを緩和するための無痛分娩に対応します
陣痛の痛みは人によってさまざまで、感じ方には大きな個人差があります。世の中の価値観の多様化に伴い、陣痛を迎えることの不安やストレスを少しでも軽減できるように、また産後に余裕を持ってゆっくり赤ちゃんと接することができるように、無痛分娩という選択肢があっても良いのではないか。そのような思いを持って当院でも無痛分娩を開始しました。
無痛分娩とはいうものの、実際は麻酔で痛みをコントロールしている「和痛分娩」です。完全な鎮痛を実施することで、いきむタイミングがわからなくなってしまうと、吸引分娩など赤ちゃんへの負担を増やしてしまいます。そのような状態を避けつつ、陣痛の痛みをリラックスして過ごせる程度のコントロールを行っています。
無痛分娩を考えている、とりあえず話を聞いてみたいという方、まずはお気軽にご相談ください。
院長田吹邦雄
2009年大阪医科薬科大学卒業。地域の総合病院で研鑽を積んだ後、妊娠・出産、更年期など女性がライフステージを通じより健やかな人生を歩むためのサポートをしたいとの考えから、前田理事長とともに医院を引き継ぐ。子どもの頃から慣れ親しんだ地でもあり、地域に根差した医療の提供をめざす。無痛分娩、里帰りや立ち会い出産など、幅広いニーズに対応している。
無痛分娩を検討中の妊婦さんとご家族に
メリット・デメリットを丁寧にご説明します
私が産婦人科医に興味を持ったのは、院内実習で三つ子のお産に立ち会った時です。分娩室が赤ちゃんの泣き声と祝福の空気で満たされ、感動で胸がいっぱいになりました。同時に産婦人科は手術をしても「おめでとう」と言える唯一の科だと気づき、この科へ進むことを決心いたしました。
産婦人科医になってからは地域の総合病院で勤務してきましたが、妊娠・出産、更年期など女性のライフステージごとの喜びや不安にしっかり寄り添ってより幸せな人生を歩むお手伝いをしたいとの思いから、このクリニックを引き継ぎました。
当院は産科と婦人科両方に対応しています。産科では自然分娩や帝王切開、立ち会い出産、里帰り出産など、妊婦さんの多様なニーズにお応えできるよう、体制を整えています。
分娩において陥りがちな不安の中でも、陣痛の痛みへの不安を持つ妊婦さんは少なくありません。当院では、麻酔によって痛みや緊張を緩和する「無痛分娩」にも注力しています。興味のある方にはメリット・デメリットなどわかりやすくご説明しますのでお気軽にお問い合わせください。
安心してもらえる
計画無痛分娩を行います
前日に入院し、当日朝から陣痛促進剤を使った計画無痛分娩を行います。急な陣痛に慌てることなくお産を迎えることができます。
産婦人科医2人体制で
無痛分娩に対応します
陣痛を和らげるために麻酔の管理を行う医師と分娩を見守る医師。安全に配慮しながら産婦人科医2人体制で無痛分娩に対応します。
硬膜外麻酔で
陣痛の痛みを和らげます
硬膜外壁に麻酔薬を注入する硬膜外麻酔によって陣痛の痛みを和らげます。母子に影響を与えにくく、鎮静効果が期待できます。
里帰り出産や立ち会い
出産にも対応します
妊婦さんやご家族の希望を尊重し、里帰り出産や立ち会い出産にも対応。安全確保のため感染症対策などご協力をお願いしています。
分娩だけでなく産前
産後もサポートします
分娩だけでなく、妊娠中のマタニティークラスや産後のすくすくクラブなど妊娠から出産・子育てまでお母さんをサポートします。
STEP1:無痛分娩の希望確認
無痛分娩のご希望は、妊娠初期より承っております。最終的には妊娠34週までに決定いただけましたら当院で無痛分娩予約を取らせていただきます。なお、里帰り出産で無痛分娩をご希望の場合は、お電話にてお知らせください。週数によっては予約が埋まってしまうことがありますのでご了承ください。
STEP2:対象
無痛分娩は初産婦、経産婦関係なく受けつけています。なお、妊娠前体重がBMI25以上の方や妊娠中の体重増加が15kgを超える方、その他妊娠合併症や脊椎疾患などをお持ちの方など、麻酔が困難と考えられる方は医師の判断で無痛分娩をお断りすることがあります。
STEP3:説明と同意
いよいよ間近となってきた無痛分娩について、妊婦さんとご家族に対し改めて説明いたします。無痛分娩の具体的な流れやメリット・デメリットをご理解いただけたら、同意書にサインを頂きます。無痛分娩でも自然分娩同様赤ちゃんを産むための体力が必要ですので、適度な運動を行うなど準備を進めていきます。ご不明点は遠慮なさらず質問し、お産への不安・疑問をなくしておきましょう。
STEP4:無痛分娩の実施
一般的には38週~40週頃に無痛分娩を実施します。朝から麻酔のためのカテーテルを背中に挿入します。子宮口の開き具合によっては子宮頸管拡張を行い、陣痛促進剤を投与します。陣痛がついてきたら麻酔薬を開始。痛いと感じたときには妊婦さん自身でボタンを押すことで、追加の麻酔薬投与も行えます。痛みをコントロールした状態で分娩の進行を待ち、助産師の合図に合わせていきみ、出産となります。
STEP5:産後フォローと赤ちゃんのケア
かわいい赤ちゃんと対面できたら、次は赤ちゃんのお世話が始まります。無痛分娩の場合は自然分娩と比べて体の疲労が軽く産後の回復も早いとされていますので、精神的にも身体的にも余裕を持って赤ちゃんのお世話ができるのではないでしょうか。当院では育児中のお母さんたちの情報交換の場として、すくすくクラブを実施。助産師によるベビーマッサージや体重測定、離乳食相談なども行っています。
医療法人 共立さわらぎ産婦人科
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北大阪急行電鉄 箕面萱野駅
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